茅歌コナギ-むくげ(愁連続音)&統合版

 …「ふよう」の柔らかな歌い方が気に入ったので、ふようの暗い・シリアスなバージョンという位置づけで作りました。

  統合版はいわゆるmulti-expression音源(※定義は様々です)で、「さんざし」「あざみ」をセットしたものです。強弱の表現が手軽にできます。


【むくげ単体】Mukuge(pensive VCV)

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 収録音階 A3/D4/G4/B4 +強B4*

  *「あざみ」のB4を転用しています。歌詞に「強」と添えると切り替わります。

 

 形式 8モーラ連続音(単独音としても使えます)

 

 声質の解説

 「ふよう(再再録通常連続音)と同じように柔らかく歌います。

 やや暗く、落ち着いた感じの声です。悪く言えばぼそぼそと、言い淀んでいるような声です。

 (強B4は叫びます。)

 今までのコナギでは声が明るすぎると感じた曲も、この音源なら歌えるかもしれません。

 

 ★収録リスト:巽様作 8モーラ連続音リスト(ヴァ行等追加)*音階・特殊音素については後掲

 ★収録テンポ:140bpm

 ★原音設定:こむぎこ

 

  サンプル エンジン:fresamp11


【統合版むくげ】Pensive VCV multi-expression bundle

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 解説

  「むくげ」をベースに、配布済みの「さんざし」を弱音階(4音階)

  「あざみ」を強音階(3音階)としてセットにしたものです。

  ややシリアスな歌声で、強弱の表現ができます。

 

 音階の構成(合計11音階)

  通常音階 normal(むくげ) A3/D4/G4/B4

  +弱音階 weak(さんざし) 弱A3/弱D4/弱G4/弱B4

  +強音階 strong(あざみ) 強D4/強G4/強B4

 

 

  サンプル(弱→通常→強の順番で歌わせています。)

 

 ※音階を減らした軽量版(Lightweight version)も用意しました

  通常A3/D4/G4/B4+弱A3/D4/G4/B4+強B4(=合計9音階)

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 ※音源名の表記について

  統合版は「統合版 茅歌コナギ-むくげ(愁連続音)」を正式名称としますが、

 「茅歌コナギむくげ統合」等、自由に略して下さい。
 (規約上は表情音源名までの表記は不要です。茅歌コナギということが判れば大丈夫です!)


 配布動画(統合版)

 強弱の使い分けのサンプル



エンジンなどについて

★エンジンは、fresamp11、fresamp12をおすすめします。ある程度強い感じになります。

 doppeltlerは、全体的にマイルドで吐息感が強まり、雰囲気が変わります。これも良い感じです。

 resamplerでも歌うと思いますが、ノイズが多く感じるかもしれません。

 「むくげ」はtn_fndsも使えそうですが、強音階(あざみ)で少々違和感が出るかもしれません。

特殊音素について

★語尾息 「a R」~「n R」、「a R2」~「n R2」、「a R3」~「n R3」

 「あー(吐息)」の「ー(吐息)」の部分です。語尾のあとに吐く息が入ります。

 うまく音が減衰しない(語尾が消えていかない)場合は、

 エンベロープの終わりのほうの形を変えるとよいと思います。

 2は強く、3は比較的吐息の少ない語尾息です。

 

★吸う語尾息 「a 吸」~「n 吸」、「a 吸2」~「n 吸2」

 「あー(ブレス)」の「ー(ブレス)」の部分です。語尾の後で息継ぎします。

 2は息を吐いた後に吸う語尾息です。試作品です。

 ※先行発声の位置

  無印→ブレスの始まりのあたりに置いています。

  2→通常の語尾息のように、声が息に変わるあたりに置いています。(お好みで調整して下さい。)

 

★息 「息短」(差分:息短2~5)、「息長」(差分:息短2~5)、「息吐」(差分:息短2~4)

 ※「さんざし」から転用しています。
 息の音です。前の音と重なる場合は、エンベロープの調整をお願いいたします。

 

★弱い母音 「- あ2」「a い2」等

 母音に力が入ってしまうことが多いので、弱い差分をつけました。息成分が強めです。

 

★長母音 「a L」~「n L」「a L2」~「n L2」

 「あー」と歌った際の「ー」の部分です。

 母音が引き延ばされる部分にノイズが生じやすいので、それを軽減するために作りました。

 声質が馴染まない場合はg値やBRE値を調整していただくか、通常の音素(「a あ」「a あ2」)

 をご利用下さい。

   

★鼻濁音 ガギグゲゴ(「a ガ」「i ゴ」など)

 鼻濁音になっていなかったらすみません。

  

★「し」の差分 (「- シ」「a シ」など)

 発音の差分です。「し」が舌足らずになりがちなので作ってみました。

 「しゅい」というように、しつこく発音します。

  

★喉切り母音

(1)歌い出し 「・ あ」~「・ ん」、「・ あ2」~「・ ん2」 ※中黒のあとに半角スペースが入ります

 「あーっあー」と発音した際の「っあ」です。

 「あ〝」という感じの、尖ったような力んだような音です。

 『歌い出しの喉切り』『歌い出しのエッジ』等々と呼ばれる音かと思います。

 数字のついていない方が自然で、「2」のほうが強めです。

 

(2)喉切り語尾音 「a ・」~「n・」、「a ・2」~「n・2」

 「あーっあ」と発音した際の「ーっ」です。音符の長さを短くする(240とか)ことをオススメします。

 数字のついていない方が自然で、「2」のほうが強めです。

 

(3)喉切り母音の連続音「a ・あ」~「o ・ん」

 「あ・あ・い・あ・…」と発音して、それぞれ連続音の形で切り出しました。

 音と音の間が広いと感じた場合は。子音速度を上げたりSTPの値を多くすることで馴染むと思います。

 

★VC音素その1

 ※b、k、ky、p、s、sh、tのみ。

  それぞれ「a b」~「n b」というようなエイリアスです。

 …CVVCのVC音素と同じように設定したものです。

  促音の部分や溜めを作る時に用いると便利だと思います。

  数を絞りましたので、たとえばdの代わりにtを使うなどしてやって下さい。

  

※VC音素その2(無声化用)は基本的に搭載していません。

 (自分で使うためにいくつかは設定済ですが…)各自で設定して下さい。すみません。